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羅生門

羅生門

著者: 芥川 龍之介

ナレーター: 西村 健志

出版社: パンローリング株式会社

再生時間: 12分

評価: ★★★★★ 4.5 (14件)

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あらすじ

『羅生門』(らしょうもん)は、『今昔物語集』の本朝世俗部巻二十九「羅城門登上層見死人盗人語第十八」を基に、巻三十一「太刀帯陣売魚姫語第三十一」の内容を一部に交えて書かれたものです。 この作品には「生きるための悪という人間のエゴイズム」が克明に描き出されています。 芥川が無名作家時代である1915年(大正4年)11月に雑誌『帝国文学』へ発表されました。 翌大正5年には同時期に構想した「鼻」を同誌に発表しています。 ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。 広い門の下には、この男のほかに誰もいない。ただ、所々丹塗の剥げた、大きな円柱に、蟋蟀が一匹とまっている。 羅生門が、朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠や揉烏帽子が、 もう二三人はありそうなものである。それが、この男のほかには誰もいない。 何故かと云うと、この二三年、京都には、地震とか辻風とか火事とか饑饉とか云う災がつづいて起った。 そこで洛中のさびれ方は一通りではない。旧記によると、仏像や仏具を打砕いて、その丹がついたり、 金銀の箔がついたりした木を、路ばたにつみ重ねて、薪の料に売っていたと云う事である。 洛中がその始末であるから、羅生門の修理などは、元より誰も捨てて顧る者がなかった。 するとその荒れ果てたのをよい事にして、狐狸が棲む。盗人が棲む。 とうとうしまいには、引取り手のない死人を、この門へ持って来て、棄てて行くと云う習慣さえ出来た。 そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪るがって、この門の近所へは足ぶみをしない事になってしまったのである。 芥川 龍之介 (1892年〈明治25年〉3月1日 -1927年〈昭和2年〉7月24日) 代々江戸城の茶室を管理し、将軍や大名に茶の接待をする「奥坊主」と呼ばれる職を務めた家柄に育ち、文芸や芸事への興味・関心を早くから持っていた芥川龍之介。 才気にあふれ、世話好きな性格は周りの人々を惹きつけ、たくさん悩みながらもよく笑い、よくしゃべる人だったそうです。 そんな芥川は、東京帝国大学に入学した翌年、高校の同級だった久米正雄らと共に第三次「新思潮」を創刊し、小説や翻訳を発表しました。 次いで第四次「新思潮」を創刊の際に掲載した『鼻』が夏目漱石に認められ、文壇に登ることとなりました。 その後新聞社に入社し、記者としてでは
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