
あらすじ
【原作 水野仙子】女流作家。読売新聞社の婦人記者として活躍。田山花袋に評価されたが、28歳の時に肋膜炎を患い郷里に帰る。30歳で病没。 【朗読 本田華奈】澄んだ高めの声が特徴で、あどけなさの中にも芯のある語りが親しみやすさを感じさせます。天真爛漫な子どもから包容力のある女性まで多彩に演じ分け、物語の世界へと導きます。闘病中の女はやっと体力を取り戻しつつあった。ある夜、隣の病室の見舞客達の話声が聞こえてくる。それは鉄道自殺しそうな不幸な女を見掛けたが、見失ったとのこと。しかし誰も探しに行こうとはしない。傍観者たちの無責任さに憤慨するが、さりとて自分も病身のため行けるはずもない。悶々と悩む一夜。