
あらすじ
講談師の旭堂南湖が贈る現代怪談。 故きを温ねて新しきを知る。 名調子で語る「現代の怪談」ここにあり。 「自撮り」(10分) 「南湖さん、写真撮ってもいいですか」「いいですよ。どうぞ」 講談会が終わってから、お客さんを見送っていると、若い女性が声をかけてきた。 ショートカットのNさん。 「講談とっても面白かったです」「有難うございます。一緒に撮りましょうか。……誰かスマホのボタン押して頂けますか」「大丈夫です。自分で撮りますから」 Nさんはスマホを持った右手をグーッと前に伸ばして、左手はピースをして顔の側へ持ってくる。一瞬体の動きを止めると、スマホのボタンを押した。「自撮りの写真って、幽体離脱しているみたいですね」「えっ、幽体離脱?」 「写真」(6分) 「南湖さん、この写真、見てもらえますか?」 また講談会に来てくれた若い女性のNさん。終演後に喋っていると、自分のスマホを差し出した。公園で自撮りした写真。画面の右端にNさんが写っていて、背後にはお城と水辺が写っている。 「ここなんですよ」と指さしたのは、画面の左側、樹木が生い茂っていて、そこに黒い影がある。楕円形でその周りはギザギザとなっていて、わかりやすく言うとドリアンのシルエット。 「月見」(6分) 「首」(6分) 「百足」(9分) 「足フェチ」(8分) 「透明な魚」(5分) 「裏路地」(8分) 「廃墟」(8分) 「廃墟 その2」(9分) 「染み」(5分) 「蛍」(8分) 「首 その2」(6分) 「銅鐸」(8分) 「蛍 その2」(6分) 「老人」(4分) 旭堂 南湖(きょくどう なんこ) 講談師。1973年生まれ。 滋賀県出身。大阪芸術大学大学院修士課程卒業。 1999年、三代目旭堂南陵(無形文化財保持者・2005年死去)に入門。 2003年、大阪舞台芸術新人賞受賞。 2010年、文化庁芸術祭新人賞受賞。 2015年、『映画 講談・難波戦記-真田幸村 紅蓮の猛将-』全国ロードショー。主演作品。 2019年、CD「上方講談シリーズ4 旭堂南湖」発売。「血染の太鼓 広島商業と作新学院」「太閤記より 明智光秀の奮戦」収録。 OKOWA胎動出場 怪談グランプリ2019出場 怪談最恐戦2019ファイナル出場 東大阪てのひら怪談優秀賞受賞