
板上に咲く - MUNAKATA: Beyond Van Gogh
あらすじ
たやすくはない道。到達点はまったく見えない。けれどいまさら、どうして立ち止まることができようか? 版画で世界に打って出た、日本が誇るアーティスト棟方志功の試練と栄光に迫る。感涙のアート小説。 「ワぁ、ゴッホになるッ!」1924年、画家への憧れを胸に青森から上京した棟方志功。しかし、絵を教えてくれる師もおらず、材料を買うお金もなく、弱視のせいでモデルの身体の線を捉えることが難しい棟方は、帝展に出品するも落選続きの日々を送っていた。やがて、木版画こそが自分にとっての革命の引き金になると信じ、油絵をやめ版画に注力することに……。ゴッホに憧れた青年は、いかにして世界のムナカタになったのか? 40余年夫を支え墨を磨り続けてきた妻チヤの目線で語られる、棟方の試練と栄光。国境、時代、人種を超え、今なお世界中で愛される棟方志功の真実に迫る、感涙のアート小説。