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衝突心理

衝突心理

著者: 夢野 久作

ナレーター: 西村 健志

出版社: パンローリング株式会社

再生時間: 6分

評価: ★★★ 3.0 (1件)

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あらすじ

<内容紹介> 早朝の三時頃、京浜国道川崎市の東の外れで、トラック同士が衝突した。追突した運転手は蟹口才六。 同県下子安の妹田農場の使い古した牛乳車で、衝突と同時に機械と運転台をメチャメチャにした。 蟹口は、頭蓋骨粉砕、頸骨、左肋骨を折り即死。助手兼乳搾りの山口猿夫は、左脚の大腿部を骨折し人事不省に陥っていた。 そして追突されたのは、戸若市松。硝子の破片による前額部の裂傷、治療一週間を負って一時失神。同乗の助手も顔面や胸部に治療二、三週間の打撲傷を負って同じく一時失神しただけだった。 衝突の原因は、小型シボレーの牛乳トラックに乗っていた蟹口がヘッドライトを消したのに対して、大型ビックの材木トラックに乗っていた戸若市松がヘッドライトを消さなかったためだった。 牛乳トラックの運転手、蟹口が目を眩まされてハンドルを誤ったらしいことを同乗者の証言から知った。しかし、ロイド眼鏡をかけた交通巡査は記者たちに事件の説明をしながらも腑に落ちなかった。 そこで、大型トラックの運転手である戸若市松を、巡査部長室に連れ込んで当時の模様を今一度聞くことに。ヘッドライトを消さなかった理由を問われると、戸若市松は衝撃的な一言をつぶやいた。 「……ハイ。実は殺されるのが恐ろしゅう御座いましたので……」 「……ナニ……殺される……」 戸若市松の発言をきっかけにある事実を白状し始める。一見、よくある交通事故が思いもよらぬ方向へと展開していく。 <夢野久作(ゆめの・きゅうさく)> 日本の小説家、SF作家、探偵小説家、幻想文学作家。 1889年(明治22年)1月4日 - 1936年(昭和11年)3月11日。 他の筆名に海若藍平、香倶土三鳥など。現在では、夢久、夢Qなどと呼ばれることもある。福岡県福岡市出身。日本探偵小説三大奇書の一つに数えられる畢生の奇書『ドグラ・マグラ』をはじめ、怪奇色と幻想性の色濃い作風で名高い。またホラー的な作品もある。
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