
あらすじ
市朗妖怪百科とは 実話系怪談を語る怪談師や作家、タレントが増えている。 語り手も聞き手も、怪異だの幽霊だのを本気で信じているのかどうかは解らないが、古来より日本人はこういった怪談を楽しむ遺伝子を持っているらしい。 しかし、そんな中で、狐狸に化かされたり、河童や天狗に遭遇した、巨龍を見たという話があったとしたら、どう思れるだろうか? 幽霊は人が死んで成仏できなかったもの。それは百歩譲って理解したとして、妖怪なんてこの現代社会にいるわけがない。そう思われるだろう。 だが一方で、そんな現代の妖怪遭遇談が、私の元には集まってきている。そんな妖怪譚をまとめ、お聞かせすることにしたい。 『妖怪百科・雑記帳』 日本の古今の妖怪について語ってきた『妖怪百科』の完結編。 今回はカテゴリー関係なく、紹介しきれなかった現代の妖怪目撃談、遭遇談を時間の限り語っていく。 妖怪好事家、怪談マニア必聴の妖怪怪談!! 「妖怪についての前説」(11分) 一巻約100分語ってきた「妖怪百科」の最終巻。これまで紹介できなかった妖怪談はまだある。その蔵出し妖怪怪談をここに披露していきたい。 それを語るにあたり、今一度、妖怪とは、水木しげる氏の言う妖怪感度とは、について考えてみよう。 「もののけの息」(9分) 徹夜作業が続いたOさん。やっと眠れると布団に潜り込むが、なぜか眠れない。 と、部屋の闇から荒い息が聞こえだした。これは人ではない、獣の息だと直感する。そしてとうとう彼は見てしまった…。 その他 「かぶそ」(8分) 「汗」(9分) 「フラリ火」(3分) 「鬼火」(2分) 「天井下がり」(5分) 「妙見山にて」(5分) 「てーすけてくりょ」(2分) 「凧の足」(3分) 「一反もめん」(5分) 「砂手(すなで)」(7分) 「どろたぼう」(6分) 「スネコスリ」(11分) 「ろくろ首」(7分) 「深山(みやま)かくれ」(5分) 「笠小僧」(6分) 中山 市朗(なかやま いちろう) 作家、怪異収集家 1982年、大阪芸術大学映像計画学科卒業。映画の助監督や黒澤明監督の『乱』のメイキングの演出などに携わる。 1990年、扶桑社から木原浩勝との共著で『新耳袋~あなたの隣の怖い話』で作家デビュー。『新耳袋』はそれまでただ怪談で括られていたものから、実話だけにこだわり百物語を一冊の著書で実現化させた。 『新耳袋』は後に