
あらすじ
実話系怪談を語る怪談師や作家、タレントが増えている。 語り手も聞き手も、怪異だの幽霊だのを本気で信じているのかどうかは解らないが、古来より日本人はこういった怪談を楽しむ遺伝子を持っているらしい。 しかし、そんな中で、狐狸に化かされたり、河童や天狗に遭遇した、巨龍を見たという話があったとしたら、どう思れるだろうか? 幽霊は人が死んで成仏できなかったもの。それは百歩譲って理解したとして、妖怪なんてこの現代社会にいるわけがない。そう思われるだろう。 だが一方で、そんな現代の妖怪遭遇談が、私の元には集まってきている。そんな妖怪譚をまとめ、お聞かせすることにしたい。 同時に、古文献や伝承に現れた妖怪たちと比較、関連付けながら、わが日本に今も棲みつく妖怪たちを紹介しようと試みるものである。 『市朗妖怪百科 第五集 ~ 座敷童子(ざしきわらし)の棲むところ』 座敷童子といえば遠野、緑風荘といった東北地方に伝わる妖怪だと思われる方は多いだろう。どうやら座敷童子という名は、柳田国男の『遠野物語』あたりで作られたものらしい。つまり、比較的新しい妖怪ということになる。 ただ、子どもの精霊が棲むという話で言えば、以前から全国にあったようで、見れば幸運が訪れるなどと言われ、実際に見て出世したり売れたりする政治家、起業家、芸能人も実際にいた。はたしてこれは、妖怪か? 神か? 霊なのか? この座敷童子の正体を探りつつ、実際にそれを見た、姿は見なかったがそれらしき体験をしたという怪異談を語ってみようと思う。 「木曽の座敷童子」(12分) 「座敷童子のいるところ」(25分) 「尼崎の家」(18分) 「座敷童子の正体」(10分) 「山代温泉の座敷童子」(3分) 「床の間」(3分) 「わらし」(3分) 「てんてんぽ」(6分) 「蔵ボッコ」(3分) 「蔵の中」(10分)