
あらすじ
実話系怪談のパイオニア、『新耳袋』シリーズの著者の一人が、語りで送る怪談全集! 瓜二つ(12分) 会社員のWさんは、初めて訪れたラーメン屋でまるで常連客のようなサービスを受けた。また、よく行く服屋でも店員に不可解な態度を取られたのである。 どうやら、自分がもう一人いる。そう思わざるを得ないことが起きる。 呼ぶ声(5分) Aさんの義母は何かあると「A子、A子」と呼ぶ。そんな義母も介護が必要となり、ある日施設に預けることができた。義姉には事後承諾ということで翌日報告に行った。ところが義姉は、今朝こんなことがあったんだけどと、妙な話を始める…。 ご先祖様(9分) 主婦のA子さんは長いこと喉の病気を患っている。特に夕方5時以降は高熱に見舞われて寝込んでしまう。医者は「扁桃腺の問題です」と言うだけだ。ある夜、あまりの痛さ、苦しみ、辛さで心が折れそうになった。「もう死ぬのも怖ないわ」。するとその時に何かが現れ、お迎えが来たとA子さんは思ったのだが…。 野球のボール(17分) 福祉の仕事をしているCさんは、中学生のA君の相談を親身になって聞いていた。ある日CさんがA君のマンションを訪問した際、そこで子供の転落事故を目撃する。その後からA君は妙なことを言い出した。 夜中の公園から野球をしている子供たちの声が聞こえるというのだ。Cさんはその子供たちの正体を知り戦慄する。 火事の跡(14分) 挨拶(4分) アイドルのグッズ(6分) かわいいこと(6分) 高笑い(13分) 曲女(まがりめ)(9分) 彼女の姿(18分) 中山 市朗 作家、怪異収集家 1982年、大阪芸術大学映像計画学科卒業。映画の助監督や黒澤明監督の『乱』のメイキングの演出などに携わる。 1990年、扶桑社から木原浩勝との共著で『新耳袋~あなたの隣の怖い話』で作家デビュー。『新耳袋』はそれまでただ怪談で括られていたものから、実話だけにこだわり百物語を一冊の著書で実現化させた。 『新耳袋』は後にメディアファクトリーより全十夜のシリーズとなり復刊。『怪談新耳袋』として映画やドラマ、コミックとして展開。 Jホラーブームを作った作家や映画監督に大きな影響を与え、ブームをけん引することになる。