
あらすじ
芥川賞作家・ピース又吉直樹や、直木賞作家・西加奈子らとの共著でも知られる文筆家、せきしろ。 エッセイが東海大の入試に使われるなど、確かな文章力に定評があり、また数々の芸人にコント脚本を提供するなど、圧倒的なユーモアを生み出すせきしろの、表現力の秘密は「たとえ」にあった――。 「オダギリジョーが本名と知ったときのように驚いた」 「『この犬、他の人になつくこと滅多にないのよ』と言われたときのように嬉しい」 「雨天中止を知らなかったような孤独」 このように、感情を際立たせる機能をもっている。 また、ありきたりになりがちな表現に、一気に彩りを与える効果もある。 たとえば、アーティストがライブで叫ぶ「盛り上がってますかー! ?」 これも、たとえを使えば無数のバリエーションが生まれる。 「さるかに合戦で飛び出してくる栗のように、盛り上がってますかー?」 「お湯が沸く寸前の電気ケトルの中のように、盛り上がってますかー?」 もしあなたがアーティストの立場になった時のために覚えておいてもらいたい。 ニヤリと笑えて切なくなって、意外と学べる、かもしれない。 個性豊かな言葉の数々を見ているだけで、 発想が飛躍する一冊。