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[2巻] SPレコード落語特選 初代桂春團治編 二

[2巻] SPレコード落語特選 初代桂春團治編 二

著者: 桂 文我

ナレーター: 桂 文我, 春團治

出版社: パンローリング株式会社

再生時間: 58分

評価: ★★★★★ 5.0 (2件)

聴き放題対象

あらすじ

落語のSPレコードの成り立ち 明治36年(1900年)、ビクターの子会社であったアメリカのレコード会社・英国グラモフォンのプロデューサー・録音技師のフレッド・ガイズバーグにより、日本で最初の平円盤式レコードの出張録音が行われました。 初代桂春團治について 明治28年(1895年)、素行が悪かったため、「もっと厳しい噺家の許で修業をさせた方が良かろう」と考えた文我が、二代目桂文團治(後の七代目桂文治)に預け、桂春團治に改名。 創成期の吉本興行の稼ぎ頭で、高給取りとなりましたが、放蕩三昧の借金だらけ。昭和9年(1934)10月8日、胃ガンで没しました。 演目解説 『裏むき丁稚』 初代春團治の子どもの表現は、憎たらしさの中に、可愛さが満ち溢れています。 短いネタですが、登場人物が少なく、何げない遣り取りだけで笑いを誘わなければならないので、演じるには難しいネタと言えましょう。 初代春團治は、当時の風俗を絡め、ネタの雰囲気も刷新しました。初代春團治の改良が無ければ、今日まで伝わらなかったかも知れません。 『ゑびす小判』 一月九日・十日・十一日、大阪は戎神社の参詣で賑わいます。 戎(恵比寿、夷)は、イザナギ・イザナミの子として生まれましたが、骨の無いグニャグニャの身体だったため、葦で編んだ舟に乗せて海へ流されました。それが後に戻ってきて、西宮戎の祭神となったと言われています。 戎は商売繁盛の神様して崇められ、戎神社参詣の三日間は大勢の参詣人が集まります。参詣人は笹に小判・鯛・千両箱の玩具を吊ってもらい、それを持って帰って神棚に供えるようになりました。その玩具の偽物の小判を、戎小判と言うのです。 『お玉牛』 三代目春團治の十八番でしたが、それは立花家花橘から伝わったもので、代々の春團治が伝えたネタとは言いにくい。 当時は艶っぽい落語を吹き込むと警察の検査に引っ掛かり、訓告を受けて発売前に廃盤になることも考えられたため、吹き込みを控えたのだとも考えられましょう。 また、身振りが面白い落語のため、音だけで楽しむSPレコードの吹き込みには相応しくないと思ったのかも知れません。
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