
あらすじ
――ハンバーガーを和食に変えた男 マクドナルド独り勝ちの秘密【20年間使えた男が明かす“怪物”の素顔】◆"文化"は高い所から低きに流れる◆儲かる経営にはコツがある◆お金は女性と同じく寂しがり屋だ◆できる社員は優しくこき使え◆偽悪者を装う恥ずかしがり屋2001年7月に株式の店頭上場を果たした日本マクドナルド。2001年9月現在、店舗数約3700店、2000年の総売上高は約4300億円を誇る。「ハンバーガー平日半額」戦略で、外食低価格戦争の勝者となった後も「2010年、1万店舗、売り上げ1兆円」を目指し躍進を続けてきた。そのオーナー創業者である藤田田氏とはいかなる人物か。創業当時の1970年代から18年間、藤田氏の部下として仕えた著者は、藤田氏本人による著書やジャーナリストによるインタビューとは異なる視点で、人心収攬術や金銭哲学を描き出した。著者は藤田氏のビジネス哲学を「デン・イズム」と呼ぶ。「文化は高い所から低い所に流れる」をセオリーとし、貿易商として英国のゴルフクラブ、フランスからハンドバッグ、さらにはスイミングプール、テニスコートなどを日本に広めたのは藤田氏だったと言う。また、窒素と酸素の比率や人間の体の水分比率である「78対22」の法則を、人口に占める大衆と富裕層の割合に当てはめてターゲット戦略を練っていたなど、特異なエピソードを紹介。外食産業の歴史において株式公開が大きな話題を呼んだ日本マクドナルド。その創業者・藤田田は何を考え、どう行動してきたのか。発想法、人心収攬、金銭哲学-。その「頭の中」を解剖した。現ソフトバンク社長の孫正義氏が高校生の頃、藤田氏の言葉に感銘を受けて来社した逸話なども明かされる。(C)J.Nakazo