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セトナ皇子(仮題)

セトナ皇子(仮題)

著者: 中島 敦

ナレーター: 大島 昭彦

出版社: パンローリング株式会社

再生時間: 20分

評価: ★★★★ 3.6 (8件)

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あらすじ

文治堂書店により出版された「中島敦全集 第四巻」に掲載されている 短編作品。 当時書かれた遺稿を校訂しなおしたものであり、題名がつけられて おらず文治堂の全集編集者が(仮題)としてつけたものである。 エジプト史を題材としており、セトナ皇子と呼ばれる一人の賢き皇子は ふと疑問を抱く。最初の神ラーはどのようにして生まれたのだろう。 はじめは馬鹿馬鹿しい事だと気に留めぬようにとしていたのだが だんだんとこの思考は深みにはまり、神の誕生の説についてばかりでなく 目に留まる日常にすら巡らせるようになる。「なぜこのようなものが 存在しているのだろう」かと 多くを知るものが深みに陥りすぎることにより訪れる末路を 中島敦独特の観点で描いた作品となっている。 中島敦(なかじま・あつし) 昭和時代前期の小説家。1909年東京生れ。東大国文科卒。 祖父は漢学者中島撫山、伯父にも漢学者が多く、父は中学の漢文教師。 1933年横浜高等女学校の教師となり、かたわら作家を志して習作にはげんだ。 持病の喘息悪化のため、転地療養を兼ねて41年パラオの南洋庁に赴任する。 唐代の伝奇「人虎伝」を素材にした「山月記」が深田久弥の推挽で42年2月の「文学界」に掲載され文壇にデビュー。同年5月発表の《光と風と夢》も好評で以後創作に専念。 パラオ南洋庁書記の職を辞して作家生活に入ろうとしたが、同年12月持病の喘息のために夭折した。代表作に「李陵(りりょう)」「弟子」「光と風と夢」など。
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