
迷彩色の男
あらすじ
第170回芥川賞候補作 ブラックボックス化した小さな事件がトリガーとなり、混沌を増す日常、醸成される屈折した怒り。快楽、恐怖、差別、暴力。折り重なる感情と衝動が色鮮やかに疾走する圧巻のクライム・スリラー。文藝賞受賞第一作。 **** あまりにも他人事ではなく、渦巻いた怒りが読者の脳天に突き刺さる。 ――山﨑修平さん(週刊読書人8月11日号) 著者にしか生み出せない会話と、差別/ヘイトを逆手にとった痛み伴う""復讐劇""は、『ジャクソンひとり』に続き圧巻。 ――金春喜さん@chu_ni_kim 鮮やかで眩しいくらいの赤と青。光と闇。クルージングスポットの臭いと鉄臭が、物語の中へと一気に引き込んだ。 この色とにおいは、かなりの中毒性がある。 ――未来屋書店明石店 大田原牧さん静謐で美しく切ない青春小説。夢へ向かう航路のような物語に心地よい心の揺らめきが湧き起こる。 ――紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん **** 〈怒りは屈折する〉。――都内のクルージングスポットで26歳の男が暴行された姿で発見される。事件の背後に浮かびあがる”迷彩色の男”とは。デビュー作『ジャクソンひとり』が芥川賞候補となった、いま最注目の作家による、才気ほとばしる第二作。